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  • 執筆者の写真代表 鳥居 靖

副業・兼業の今後の課題

(1)副業・兼業の今後の課題について


先日、副業・兼業に関する講演会を聴きに行ってきました。平成29年から始まった働き方改革の一環として、それまでは正直なところ曖昧にされていた副業兼業に関して推進していく方向性が示されました。そして、令和2年の改正により具体的な労働時間や健康管理についての企業の責任が明確化されて現在に至っています。その中で今後の課題となるであろう部分についての話でとても興味深かったです。


そもそも「副業」「兼業」という用語の使い分けも明確になっておらず、ぼんやりと「二つ以上の仕事をかけ持つこと」とされています。そして、実際位のところ、副業兼業を行っている人の分布を所得別に見ると、年収の低い層が最も行っており、次いで年収の高い層でグラフの形がU字型になるそうです。


たとえば健康管理についていえば、パートなどで週の労働時間が正社員の4分の3未満の人の健康管理については義務化されていません。しかし、そのような層の副業兼業が一番多いのが現状でそのあたりが今後の課題点です。今後そのような部分に改正が入るかもしれませんし、なにより従業員のために、会社としては現在義務化されていないからといって健康管理を怠るのはなるべく避けたいところでしょう。


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