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  • 執筆者の写真代表 鳥居 靖

豆知識「○○歳に達した日」っていつ?

「20歳に達した日」から国民年金の支払い義務が始まりますし、介護保険料は「40歳に達したとき」から支払いが始まりますし、健康保険は「75歳に達する」まで加入できます。この「~歳に達する」という言い回しですが、法律上よく出てくる表現なのですが、単純に誕生日と置き換えて読んでしまいたくなりますが実はそれは間違いなのです。


一般的には誕生日が来たら1歳年を取るという感覚を皆様お持ちかと思いますが、法律上は誕生日の前日に1歳年を取る(=年齢が加算される)ことになっています。つまり、先ほどお話しした「~歳に達する」日というのは、誕生日当日ではなく「誕生日の前日」という意味なのです。


この考え方のため、学年で一番誕生日が遅い人というのは3/31生まれではなく4/1生まれなのです(4/1生まれは3/31時点で1歳年を取るので上の学年に入れられます)。


ここで育児休業に関してがとてもややこしいのでご紹介しておきます。育児休業自体は育児介護休業法によって「子が1歳に達する日」までとされていますが、育児休業中にもらえる給付金に関しては雇用保険法において「1歳に満たない子を養育するための休業をした場合」に支給されるとされています。


つまり、子の1歳の誕生日の前日まで育児休業はとれるけれど、給付金は誕生日の前々日までしか支給されないということになります。

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